観測日の4月14日は例年なら葉桜になっている頃だが、今春は桜の開花が遅れたため、桜川の河口付近
では、柳の新芽の柔らかな緑と桜の花を同時に眺めながら、沖合いに向かった。かすみがうら市有河沖で
は、底泥浚渫船「カスミザウルス」と中継船「明日霞」が作業中だった。漁船やレジャーボートは少なか
った。
湖水は各地点とも白濁はほとんどなかった。水色は3月同様緑色、透明度は85cmから95cm程度で、
植物プランクトンが多いことを示していた。動物プランクトンは江戸崎入で特に多かったが、大部分はケ
ンミジンコ類だった。定点(沖合い)ではワムシの発生がないようだ。沿岸付近でワムシが発生していれ
ば、孵化したばかりのワカサギ、シラウオの稚魚の餌になると言われているが、どうだろうか。市民協会
の定期観測では浅い水域は通常調べていないので不詳である。
植物プランクトンでは、珪藻類が多かったが、数は3月より減少して、春のブルームが終わりかけていた。
顕微鏡で湖水を検鏡すると、植物プランクトンの残滓が多く、CODがやや高いことに一致しているよう
だった。リン酸態リン及び各無機態窒素は、平常値かやや低めだった。
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