今回はベタ凪の出港だった。江戸崎沖で、エビやハゼ類対象の横引きトロール船が1艘出漁していた。
沖合には、ハクレンの死体が浮いているのが目についた。天王崎沖付近では、3個体ほど浮いていた。魚
類の死体は、波浪があれば、岸辺の砂浜に打ち寄せられる。しかし、コンクリート護岸や作りすぎた消波
施設が有機物の打ち上げを妨げ、水中で分解され水質悪化を促す。波浪と砂浜の自然浄化機能を改めて評
価すべきであろう。9月中旬、ハクレンの死体が美浦村大山の砂浜付近に比較的多く打ち寄せられたこと
が新聞の小さな記事になっていた。打ち寄せられた死体は、ハクレンの成体のみで、若齢個体や他の魚種
の死体ではなかったので、死因は不明ということだった。
水質では、凪で底泥のまきあげがなく、県濁物がやや減少して、白濁が弱く、したがって透明度がやや
よかった。水温は残暑を反映して9月中旬としては高かった。
動物プランクトンでは、8月に多かったゾウミジンコ類が激減していた。植物プランクトンでは、あいか
わらず藍藻類、緑藻類が少なく、珪藻類が優占していた。中でも三又湖心ではスケレトネマが多く、水色
はやや赤っぽかった。
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