今回は、茨城大学農学部のインターンシップ学生2名が同乗しての観測になった。水面にアオコが浮い
ている土浦港を出ると、沖合では相変わらず、かなりの濁りが観察された。場所によっては、やや赤っぽ
い水色だった。湖面には漁船は出ていなかった。
分析結果では、どの地点でも縣濁物が多かった。COD は高浜入が高かったが、他地点は低めだった。
動物プランクトンのうち、夏のミジンコであるゾウミジンコ類が大量に発生していた。一方、植物プラ
ンクトンでは、藍藻類がほとんど計数されなかった。これは、今夏の猛暑でミクロキステイスは発生した
が、風によって沿岸に吹き寄せられるため、沖合では少ないと考えられる。珪藻類では、メロシラ類が多
かった。
プランクトンネットでやや深い層を引くと、糸状の長いメロシラ類が入り、サンプル瓶内で浮泥状に沈
殿した。このような現象は、最近数年間の観測では初めての経験であり、1m以下の深い層では濁りのた
め、太陽光がほとんど届いていないと思われるが、メロシラ類は弱い光でも増殖できるのであろうか。な
お、水色が赤っぽい地点では、スケレトネマが観察された。スケレトネマは昨秋のコイヘルペスウイルス
による養 殖鯉大量死の時期にも発生しており、今後の動向が注目される。
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